市川三郷町の最高峰・蛾ヶ岳(ひるがたけ)の近く、殆ど山頂に四尾連湖(しびれこ)があります。空中湖と言ってもよい、不思議な天然の湖です。
3月20日午後2時、突然思い立って自動車で四尾連湖へ向かいました。四尾連湖へ行くのは、小生としては昨夏以来半年ぶりとなります。
市川三郷町市川大門地区から県道四尾連湖公園線で12kmの道のり。自動車を普通に走らせて20分程かかります。曲がりくねった山道でスピードがなかなか出せません。
市川大門では梅は殆ど咲き終わっていますが、途中の帯那地区では梅がほぼ満開でした。標高差は約200メートルだと思います。それによる気候の違いを知りました。
さらに県道四尾連湖公園線を走って四尾連湖へ向かいます。
休日なので自動車も多いかと思いきや、四尾連湖までの道中、対向車は1台出会っただけでした。
四尾連湖に到着して、水明荘第2駐車場に自動車を停めました。
四尾連湖畔には水明荘、龍雲荘と2軒の山荘があるのですが、今回は水明荘の湖畔から遠いほうの駐車場に駐車しました。
歩いて湖が見えて来ました。
まだ冬だ!と、思わずつぶやきました。木にも地面にも花がまったく見えないのです。
麓の市川大門地区は標高約250m、四尾連湖湖面は標高約850mなので、標高差は約600m。
2ヵ月過去へ時間旅行をしたのかというような不思議な感じがしました。
湖畔に向かって坂道を降りて行きます。
水明荘に寄って1日分の駐車料金の500円を支払いました。
湖の周りの遊歩道を歩きました。
まだまだ冬枯れの景色が続いています。
花を付けている木を見付けました。花を撮影した画像からその植物の種名を特定してくれるAIを使って、それがミツマタであることがわかりました。
流石紙の町市川大門であります。
ミツマタは寒いときいち早く咲くのだ!と感動した次第です。
スイセンのつぼみが見えました。
日陰には雪が残っています。
湖畔を更に歩いて行くと、海パン一枚を履いただけの格好で湖に入って行く若人を見たのでありました。この寒いなかを!!
当然ながら、とても驚きました。
実は、湖畔にサウナバスがあったのでした。
予約制でドラゴンサウナさんが営業しています。
更に湖畔の小道を歩き始めてしばらくすると、空が急に曇りだしました。そしてゴーッ!という音が響き渡りました。それどころか雪が舞い始めました。
駐車場に向かう足を一旦止めて、振り返って撮影しました。
来た時とは空の色がまったく違うことがわかります。
山の天気は変わりやすい!