弓削神社の四季(春)

あちらこちらで桜の便りが聞かれる中で弓削神社はどうでしょうか。雨の後急に暖かくなり快晴、今日の境内は桜が満開となりました。(平成六年三月三十日)

鳥居前の若い桜です。左側の老木は大分遅れています。

随身門と参籠殿の間に立つさくら。樹高約30メートル、すっくと立つ姿は平安貴族の気高さを感じる。

久方の 光のどけき 春の日に しずこころなく 花の散るらむ   紀友則(きのとものり)百人一首 (古今集 春二 桜の花の散るを詠める) 

 以下は「田辺聖子の小倉百人一首」の解説。    [日の光のゆったりのどかに あたたかい春の日 まことにおだやかな好日  人みな陶然とやすらぐとき それなのに桜の花ばかりは 静かなこころもなく あわただしく散りまがう 音もない花吹雪 なぜそんなに散りいそぐのか]

樹木に囲まれた拝殿の前に立つと そこだけが青く抜けて日差しが桜を照らし 花散る様子は 春風駘蕩 現実を忘れ ゆったりとした気分になる。

ぜひ見に来てください。 

 

 

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氏子総代会IT担当

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