
禅庭花とは、ニッコウキスゲのこと。この花が自生する日光の戦場ヶ原を中禅寺の庭に見立てての和名としたそうです。学名のヘメロカリスは、ギリシャ語で一日を意味していて、この美しい花が朝咲いて夕方には萎んでしまう一日花に由来しています。6月4日の誕生花は禅庭花だそうです。
「高原に揺らぐ 禅庭花の命 ただ穏やかに 心憩わす」御子柴流歌
「境内の つづきの石の 浜ありて 石のあひだに 黄菅花さく」佐藤志満

姫檜扇の花一輪。うしろの茎の頂部に子実が三つ見える、左側には月見草が2本、寂しそう。

秋海棠の葉はハート型、左右非対称で、片方が小さいことから、花言葉は「片思い」「恋の悩み」 シュウカイドウ科ベゴニア属、開花期は7月下旬~10月中旬、花色は白、ピンク。落葉性多年草、秋には葉腋にムカゴ(種)ができ、自然に落ちて繁殖する。
「うなだれし 秋海棠に ふる雨は いたくはふらず 只白くあれな」 長塚節