甲斐國市川郷百祭り(夏2)金毘羅さん

7月6日金毘羅さんの宵祭りの始まり、夜店めがけて続々と集まる人々。身延線七軒町踏切の先・おざわ寝具店のわきに臨時の里宮が置かれ、お札授与所となっている。

ここから県道四尾連湖公園線を約200m上り、二宮住宅入り口で金毘羅さん登山道を登る。約400m、高度差100m、10分くらいで登れる。以下の写真は11年前の7月6日に神官に随行して奉拝した時のもの。神事は午前十時に斎行され、本殿の扉は夜通し開かれ、翌朝閉じられる。拝殿の屋根から左右に多数の提灯が富士山型に吊るされ、灯されたものだ。

つづれ折りの尾根道を登りつめると、20段、15段、9段の石段それぞれ踊り場で少しづつ向きを変えて、神社前の広場に向かう。神社の創立は享保元年(1716)、当時の金毘羅講の代表、扇屋さんが四国の金刀比羅宮を勧請して、富士川水運の安全と漁業関係者の商売繁盛を願って、この万松山の山頂近くの大石を磐座(いわくら)として、金毘羅神社とした。磐座はその後建立された本殿のうしろに鎮座している。

拝殿軒下に半鐘。富士川水運の水路を監視し、危急を知らせるために奉納された。

本殿の背後に、高さ1mくらいの自然石・磐座が鎮座し暗がりの中コウロギがうようよと動き回ていた。まるで神の使いのように!

本殿を覆う格天井の絵の作者は扇屋主人伊藤一郎氏。

現実に戻ろう。

七軒町の踏切の先に屋台が数店あり、その先50mくらいで里宮の臨時御札授与所がある。ここで頂くお札は四国の金刀比羅宮と同じ御利益があるとか、ないとか?山に登って本殿に参拝すればなお良いのだが、クマを警戒して登る人はないようだ。

 

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氏子総代会IT担当

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