西に赤石山脈の一部である櫛形山が立ちはだかり、南は御坂山系が伸びてきて、通してやらないぞと塞ごうとしている。ここが塞がれていたら湖だろうなといつも思う。ここによくぞ谷があって、甲府盆地とその背景の山々に降った雨水が流れ出ているなと、感心してしまう。
甲府盆地の最南端。ここから南は谷になっている。その境目に富士橋はあります。
古いほうの橋は1960年5月竣工だそうです。
この橋について小生は1965年くらいからの記憶があるのですが、当時、新しい立派な橋だと思っていました。でも地元ドライバーとしてこの橋を使うことが多くなった近頃は、幅が狭すぎることを感じていました。
普通車とトラック・バスなど大型車は何とかすれ違うことができるが、大型車どうしはかなり難しそうでした。大型車のドライバーさんは、対岸に大型車がいたら、阿吽の呼吸で先を譲り合っていたのだと思います。
数年前から新しい橋の建設が進められていたのですが、令和5年(2023年)9月18日、新しい富士橋が全面開通しました。
小生は古いほうの富士橋に「ありがとうございました」と、お礼を言いました。
9月20日には既に古いほうの富士橋の解体工事が始まっていました。