令和八年六月三十日、梅雨時の台風にも見舞われた数日前には想像もできなかったくらいの爽やかな日の光を浴びて大祓の茅の輪くぐりが行なわれました。

神社入り口の掲示板には大祓い神事の告知と、市川三郷町委嘱の観光大使でフランス在住の歌手・山本由紀美さまの歌唱の奉納も書いてあります。

茅の輪作りの作業風景です。1.8mの鉄の輪に稲わら・茅(ちがや)・蓬(よもぎ)を巻き付け、竹枠に吊るします。宮司の指導の下に年番役員総出で茅・蓬・竹を採集,巻き付け作業をしました。

完成です。神事は四時開始です。

午後四時、拝殿前で神事が始まります。大幣での清祓い、切り紙で紙吹雪を浴びて、大祓いの祝詞を宮司の先読に続いて参列者全員で斉唱しました。

茅の輪くぐりは、宮司を先頭に一列となって茅の輪を、左回り、右回りして、もう一度左回りして拝殿前に出ます。





三度茅の輪をめぐって、拝殿前に出ると、終わりの儀式があり、参列者に茅の輪の御守り・白御幣が授与されました。

最後に市川三郷町観光大使の山本由紀美さまの歌唱に奉納がありました。二曲歌われ、一曲目は最新作の”神にささげる歌”(題名を聞き漏らしたので小生が勝手につけました)で、朗々たる歌声は、まるで神職の降神・昇神の際発する警蹕のように、体に染み渡るようでした。
百人一首九十八番に 風そよぐ ならの小川の 夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける 従二位家隆
”ならの小川”とは、 京都の上賀茂神社の境内に流れる浅い清らかな小川のことで、夏越しの大祓には自身の穢れを拭い移した人形の紙を流し、小川の水を被って禊をしたそうで、陰暦六月末は現在の八月問十日ぐらいになるので、夏の行事なのだと言っているようですね。