弓削神社の四季(夏2)姫檜扇水仙

姫檜扇水仙(学名:クロコスミア)を移植しました。アヤメ科の多年草(球根)、開花期は6~8月で、花色は朱赤色。剣状の葉が根元から扇状に開き、中央から花茎が伸びて1m以上の先に朱色の花が穂になって咲きます。地下には球根があり地下茎を伸ばしてその先に新しい球根をつけ増えていきます。冬は休眠する宿根草で、植え替えは春先になりますが、数年は植えたままで、丈夫に育ちます。

檜扇の字が入る草花が3種あってややこしい。小さい花から、姫檜扇、姫檜扇水仙、檜扇の3種で、

姫檜扇は草丈10~20cm、白またはピンクの六弁花、三弁の中心部に濃赤色の班がある。       「 つゆ(梅雨)やすみ 小路の横に かくれ咲く 姫ひおうぎの 色鮮やかさ 」白桂 

姫檜扇水仙は草丈50cm~1.5mの細い剣状の葉の中心に花茎が出てその先端に穂状に朱色の花を次々と咲かせる。           「庭に咲く 緋色の扇 見つめれば 紺の着物に 似合いそうかも」白桂   花言葉は「陽気」、元気がもらえる夏の花。

三つめは「檜扇」。この高貴な花は残念ながら我が家にはありません。以下はネット情報です。「檜扇」は群生した葉が横に開いて、平安貴族の持つ檜扇に似ていることから命名され、別名を「烏扇カラスオウギ」ともいう。花は橙色、赤い斑点のある六弁花、種子は黒い玉で「射干玉ヌバタマ」と言う。          ”ぬばたま”は 「黒、髪、夜」などにかかる枕詞の語源と言われていて、万葉集などの和歌に多く使われている。

「ぬばたまの 夜さりゆけば 巻向の 川音高しも 嵐かも疾き」万葉集 柿本人麻呂  

 

1件のコメント

  1. とても綺麗なお花をいつもありがとうございます。あたたかい気持ちになります。

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