弓削神社の四季(春6)鈴蘭開花

鈴蘭の花、純白で釣鐘型の花を下向きに咲かせる。

鈴蘭の花、純白で釣鐘型の花を下向きにつける。

ベル型をした純白の花は清らかな心を表し、花言葉は「純粋」「再び幸せが訪れる」です。

スズランがやっと花をつけました。

鈴蘭は、ユリ科の多年草、純白でかわいらしい花ですが、花や根に毒が含まれ、体内の入ると嘔吐、頭痛、心不全などを起こし、一方では薬効もあり、花は香りがよく香水の原料にもなる多才な花です。

「みすずかる しなのの駒は すずらんの はなさくまきに はなたりけり」 北原白秋 (歌集海版)  

”みすずかる”はみずみずしい牧場の草原に馬が数頭草を食んでいる柵の近くには鈴蘭の花も咲いている。ちなみに、馬は鈴蘭に毒性があることを知っていて食べないそうです。

アマドコロ(甘野老)も細長い釣鐘型の白~薄緑色の花をつけます。落葉性多年草で、茎は多角形で稜線があり、弓なりにやや湾曲し、4~5月に葉腋部に1~2個の花をぶら下げます。

「葦垣の 中に似児草(にこくさ) にこやかに 我と笑(え)まして 人にしらゆは」  読み人知らず 万葉集 (にこぐさは甘野老のこと。人に知られないように私に微笑んでくれ)

春先には若葉を、秋には地中に伸びた根茎を掘り出し食用にでき、生薬にもなる。実は球形の液果で、秋に熟して黒紫色になる。

「清楚なる しろいみどりの 花を垂れ アマドコロ咲き ひとのやさしさ」 鳥海昭子 

4月30日、ジャーマンアイリスのつぼみが膨らんできました。

5月に入ってすぐに咲きだしました。

苧環(オダマキ)ももうすぐ開花するでしょう。

月見草ももうすぐ咲きだすでしょう。

4月上旬に紫の小花を筒状に咲かせたムスカリ。小花一つ一つが半円形の三枚羽根の実となりました。

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