十二番目の絵柄は 一陽来復 泰然自若 です。
冬至が過ぎれば日は長く、焦らず慌てず吉兆を待つべし。
一陽来復とは冬至を契機に冬が去り春が来ること。困難が続いた後に幸運が訪れることでしょう。それまで慌てず騒がず落ち着いて待つことです。
冬至過ぎて のびし日脚にも あらざらむ 畳の上に なじむしずかさ アララギ同人 土屋文明 (1890~1990,享年百歳)
ひらけゆく まなびのまどの 花ざくら 世ににほふべき 春をこそ待て 昭憲皇太后御歌 やがて学なって巣立ってゆく桜の花のような乙女たちよ 世に匂い立つような春になることをこそ待っていますよ。
以上で12の願文の紹介を終わります。あなたの願いに合った願文は有りましたか、願いが天に届くよう祈っています。
次回(最終回)は十二の願文と大意をまとめて表示します。