朱印くじの絵柄を公開(5)

四番目の朱印くじの絵柄には、四尾龍王 湖面波紋 とあります。四尾の龍王が湖面を叩いて波紋を起こし、雨を呼ぶ。四尾の龍が居るという湖は、市川三郷町山家の四尾連湖のことです。昔は蹇(しびれ)湖とも言いましたが、足がしびれるのは縁起が悪いので、尾が四つに裂けた龍の伝説のある四尾連湖と書くようになりました。 

四尾連湖周辺には、龍についての石碑が二つあります。湖畔にある尾崎竜王碑は嘉永7年(1854)7月7日市川代官荒井清兵衛の依頼により富士講の大寄友右衛門らが雨乞いをした記念碑です。

一粒の雨も降らさず 空雷(カラカミ)の から鳴りしてぞ 今日もやみぬる 第二十七代弓削神社宮司能登守 青島貞賢

また、子安神社境内にある、文化八年(1811)の蹇湖碑文には儒者坐光寺南屏の詞が添えられている。蛾岳神仙有り 蹇湖龍天に上る 正名所作ならず 万物本来然り。 甲府の城南に蛾ヶ岳の山上湖あり神龍潜んで、雨乞いをすれば雨が降り、姙を祈れば子を得る。志尾連というとあります。 

次回は、市川三郷町と中央市:伊邪那岐命と伊邪那美命の関係についてです。

 

 

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氏子総代会IT担当

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