弓削神社の四季(夏4)神明の花火と月見草

8月7日はハナビの日。市川三郷町では毎年恒例の「神明の花火大会、大輪二万発」が開催されました。今年のテーマは「光の軌跡~紡ぐ思い、繋ぐ未来」で、町政施行20周年記念特別プログラムも追加され、花火打ち上げ前には、特設ステージでは県出身のミュージシャンがライブで会場を沸かせました。続く打ち上げ花火や音楽に合わせた特大スターマインや20連発の尺玉が打ち上げられ、夜空を焦がし、約二時間夏の暑さを忘れ楽しみました。

市川大門・本町中央通り四丁目からの遠望です。残念ながら地上のスターマインは建物に隠れて見えません。

尺玉だけでも楽しめました。

「第37回市川三郷町ふるさと夏祭り神明の花火」の起源は、字八幡にあった神明社の夏祭りを復活したもので、市川紙業の恩人甚左衛門の命日である7月20日に行われ、神明社の境内にすり鉢状の相撲場があり、市川代官を招待して相撲大会が開かれ、町内では、山車を引きまわして花火を挙げ、そのあとを火消しが付いて回ったそうだ。 おしんめさんと言われたこの祭りは、私の記憶にもあり、戦後数十年は、花火と夜店、見世物小屋、幽霊屋敷など、わくわくどきどき面白かった。

神明社は古くは平塩の丘にあり、紙明社と言われ、応和元年(961)7月の創建で、天日鷲命、天照大神、大山祇命を祀っていた。延暦二年(783)の記録によると、紙すくものは平塩に九戸、字弓削に七戸とあり、字弓削にあった白紙社の石祠は現在弓削神社に合祀されて祖霊社の中に安置されている。この白紙社の祭神は、天日鷲神(アメノヒワシノカミ)、津昨見神(ツクイミノカミ)です。

市川大門・本町中央通り三丁目の自販機前の月見草です。夕方咲いて翌朝には淡いピンクに染まってしぼんでしまいます。  今日は立秋、何となく夜かぜに涼しさを感じ、満月近いおぼろ月夜と満開の花火に月見草も喜んでいるでしょう。

そして三日後の8月10日、今度は二輪、仲良く咲きました。

市川大門・本町中央通りの夜、自販機の前の縁石とアスファルトの境に月見草が生えています。何と言う生命力でしょうか?

月見草は北米原産で、江戸時代に渡来し観賞用に栽培されたそうですが、今ではほとんど見られなくなり、愛好家のみが育てているらしいのですが、我が家の月見草は、4年前裏庭の入り口に突然咲きだしたのが増えだしたのです。野鳥が種を運んできたのでしょうか? 花言葉はほのかな恋、移り気です。

月見草 初尾花立つ 水荘の 秋の初めに 来てやめるかな 与謝野晶子 

 

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