今回はアッツ桜とヒメヒオウギです。月見草の花後の実もお見せします。


アッツ桜(ロードヒポキシス)、半耐寒性球根、ユリ科、開花期4~6月、六弁花(花びらが交互につき、おしべめしべは閉じられて見えない)花色は白、ピンク、濃いピンク。・・・和名・アッツ桜は昭和18年5月アッツ島玉砕の霊を悼んで名付けたとも云われています。
「アッツ島に 玉と砕けし ますらをの その子の手紙 ひらきためらふ」総合詩歌・昭和18年8月号、相馬御風

ヒメヒオウギ(姫檜扇)、開花期は4~5月、花色は白、赤ピンク色、花びらの下3枚に赤い斑点が付く。下の写真は褪紅色のヒメヒオウギ。
「ひあふぎの やさしき班が 庭隅に 花閉じて待つ 夕べの闇を」 関口みつこ


月見草 5月22日朝9時の月見草、紅色に萎んでいる。

25日、月見草の子実が四本の茎の頂点に見えます。やがて褐色に枯れて地上に落ち、また再生します。
「月見草 初尾花立つ 水荘の 秋の初めに 来てやめるかな」 与謝野晶子