
印川大曲り・桜並木の寒緋桜(らしい)が満開
甲府の桜の開花は3月26日で、昨年より3日早いそうです。

その下流のソメイヨシノはまだ蕾ですが、木の下には水仙が一面に咲きだし、桜の開花を促てしいます。
白鳥が 生みたるものの ここちして 朝夕めずる 水仙の花 与謝野晶子
梅よりも なほさきだちて 山人と なにおふ花や 花のこのかみ 本居宣長 (江戸時代 水仙はやまびと(仙人)とも言われていた)
弓削神社でも桜が咲き、水仙も咲きだしました。 ともに咲き 散るのも同じ 仲なれど 散る花吹雪 行方を知らず 黄冠 叢に残る 花曇りの中 白水

鳥居の右側の桜、駐車場入り口の桜も満開です。背後にある桜の老木はまだ蕾のままです。鳥居の北側です。

境内の参籠殿わきの桜です。そらに突き出たように満開です。
ことしより 春しりそむる さくら花 散るといふことは ならわざらなむ 紀貫之 (今年初めて咲いた桜には 散るということを見習らないでほしい)
世の中の たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし 在原業平朝臣

13日に移植したばかりの水仙が咲きだしました。
彼岸の雪の後、急に暖かくなり、やっと春らしくなり、是から次々と咲くでしょう。

3月27日、サクラソウも移植しました。開花期は3月中~5月中、花色ピンク、宿根草です。間もなく咲いてくれるといいですね。
君しるや わが七鉢の 桜草 春雨ふれば 庭に袖ふる 与謝野晶子
少女らや いつもささやき 櫻草 汀女