3月、弥生に入りもう少しで中旬ですね。
3月1日に当社にて祈年祭が行われました。春祭り、というものの来年肌寒いような気が致しましたが、今年はとてもあたたかい日で春祭りらしく、春の訪れを感じることが出来るようなお祭りでした。
氏子のご担当の年番の皆様はじめ多くの皆様にご奉仕いただきました。参道に竹も立てていただき、とても清々しく神事を執り行うことが出来、感謝申し上げます。
祈年祭は皇室のご繁栄と国家・国民の1年の安泰を祈り、大祭にあたります。
お米をはじめとする五穀豊穣、あらゆる産業の進展を祈念し、市川の郷の安寧と皆様方の平安をお祈り致しました。
祈年、祈念、読み方は同じですが、お祭りは前者の祈年の方の字で、祈年祭です。年はお米を意味しており(昔の人々はお米によって、お田植えから収穫の一年を考えていたことが窺えます)お米の豊作を祈念(後者の祈る)という意味になります。先月11日は記念の字で、建国記念の日(紀元節とも言われ、神武天皇の即位日で建国を祝う日)でした。「きねん」読み方は同じでも色々ありますね。
五穀豊穣以外にも諸産業の発展や家運隆昌など、私たちの人生にとってもさまざまな「実り」を祈る、良いきっかけになる日と言えるかもしれません。お米不足の今日、お米のことをあらためて考える機会となりました。
対になる「祈年祭」と「新嘗祭」は、「願い・祈り」(祈年祭)に対しては必ず「御礼・感謝」(新嘗祭)を忘れずに行うということの、日本文化における礼節の現れでもあると思います。
今年は弓削の大神様の御神徳を感じでいただけますよう御神供といたしまして弓削神社と名称が入ったおせんべいと、ひな祭りの飴をお配りいたしました。お手にしていただいた方々、喜んでいるいただけましたら幸いです。
先日当社で防災訓練が行われました。多くの皆様にご協力いただきましたことを感謝申し上げます。本日は東日本大震災から14年目の日になります。能登地方の被災された皆様や地域に1日も早く復興され、安心した生活が送れますこと、また、国内、世界でもお困りの方はたくさんいらっしゃいます。そのような方々にも安心した生活が送れますようお祈り申し上げます。
