弓削神社の四季(秋6)杜鵑草(ホトトギス)

彼岸を過ぎて急に涼しくなりました。10月22日ホトトギスのつぼみが膨らみ、24日ついに咲きだしました。

これは”白花ホトトギス”です。はなびらに斑点が入らず、雪のように白く清楚で花期が長く楽しめます。いつまで咲いているか毎日見たいものです。花言葉は「永遠の若さ」です。

いつおわるともなく 花は散るらし 例えば路傍の ホトトギスなど          佐藤佐太郎 植物の歌より

ホトトギス 茶室の湯気に おぼろなり 亡き人しのぶ 白きおもかげ   煌坡 20241030

 

開花して4日目 5輪あった花は、2日続いた雨で、2輪散り、残り3輪も大分くたびれて居ます。

先端の2輪の様子です。葉は数本の筋が入った按針状の長楕円形で、濃緑色、光沢があり、茎を抱くように交互に連なっている。

茎につく葉のもとから枝が伸びて花が咲いている。花びらが六枚 大小交互についてます。中央に花柱が筒状に立ち先端に大きくめしべが3本、おしべが3本に見えます。実に複雑な構造でバランスよく並んでいるので、ただただ清楚で高貴な印象を受けます。純白な花、花柱が次第に緑を増していく様は素晴らしいものです。

5輪あった内、中央(3番目)の1輪は雨に打たれて落ちてしまったようです。  先端(写真左側)まだ純白を保ってます。2番目と5番目は花柱が緑色に変わり、果実にらしくなってきました。4番目は完全に果実になりました。中には種が充満していることでしょう。

明日は例大祭の準備、天気予報は大雨で、どこまで出来るでしょうか?3日は曇り、晴れなので、神輿渡御が斎行されるでしょう。4日はあと片付け。ホトトギスも毎日観察してみましょう。

11月2日 先端はまだ花がついているが、その下は果実になっている。

11月5日 4個の果実が並んだ。開花から約二週間でした。

1件のコメント

  1. ホトトギスのお花、とても綺麗です。ありがとうございます。永遠の若さ、いいですね。常若の精神もとても大事ですね。

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