中将屋敷のヒノキの植林地から明治時代の分間図にあるジグザグ道を沢まで降る。途中、第二堰堤が見え左岸に高巻の階段道が作られているようだ。往路の右岸高巻では危険だから中将沢左岸を降ることにした。
明治30年代の分間図、縮尺1/600、写真中の曲尺は30㎝。地図の赤道の先端(右下)に市川大門字大崩7183番地等の農地がある。青線は河川・中将沢で地図左隅で90度曲がって印川となる。
住宅地図に市川大門大崩7183番地等の中将屋敷を示す。中将沢からジグザグ道への登り口付近で第3堰堤の工事が始まったので、当分の間入山できなくなった。
帰路、急斜面のジグザグ道を沢まで降ってから左岸に渉る。沢の水量は少なく簡単に渡れる。第二堰堤を高巻する。左急斜面の工事用に作られた階段をロープに掴まりながら登り、また直ぐ降る。右に高さ7mの新堰堤が巨大に見え、下りも斜度45度以上で、階段はあるがロープなしでは降れない。
最後尾の二人、ロープを回収しながら降る。
第二堰堤を振り返る。昨年仕上がったばかり。高さ7m、幅26m、容積344t。
右岸に渡って往路に戻り第一堰堤を降る。第一堰堤は土砂で埋まり、また急坂を下って中将橋の集合場所に戻った。往復直線距離で500~600m、高低差70m、出発から約五時間かかった。 小生の体力不足で疲労困憊、同行者の援護で何とか下山出来た。くま、マムシ、スズメバチとの遭遇も杞憂に終わり無事下山出来たことに感謝する。 ーーー完ーーー
大変な中、沢山の写真も撮っていただき、ありがとうございました
急斜面とは聞いていましたが、本当に急な道なき道を長時間、長距離大変お疲れ様でした
私は参拝したことがないので、大変勉強になりました。