八番目の絵柄は 天壌無窮 天空海闊 です。 天地(あめつち)は無限に続き極まりなく、晴れ渡る空や海は広く、おおらかでさっぱりしているとなります。
瓊瓊杵尊の地上降臨に際し、天照大御神が心構えとして示した三大神勅の第一が天壌無窮です。瓊瓊杵尊が地上に降り立ちシラス(治す)ことによって、瑞穂の国は天地と共に永遠に栄えるであろうとしました。シラスとは、力の支配を行うのではなく、民衆を大御宝として瑞穂の国を治めることです。
天地(あめつち)の 神にぞいのる 民のため 雨風ときに したがひぬべく 今年も天候が順調にやってきて五穀が豊かに実り、災禍も無いようにと祈る 明治天皇御製
わが庭の 初穂ささげて 来む年の みのりいのりつ 五十鈴の宮に 神嘗祭に皇居の稲穂を伊勢神宮に奉りて 昭和三十年 昭和天皇御製