
本日は中秋の名月、お月見ですね。
あいにくの曇り空ではありますが、少しだけでもお月さまのお顔をみせていただきたいですね。
神道では月の神様は月読命と言われ、天照大御神、素戔鳴命と一緒に伊弉諾尊が禊された際にお生まれになった神様です。
丸い満月は豊穣の象徴だとされていて、農作物の収穫への祈りと感謝を月に祈るようになりました。農作業は月の満ち欠けに合わせて行われていたため、月の神様には五穀豊穣のご利益があるとされていたのです。
一般的に十五夜には、すすきを花瓶に挿(さ)し、団子と里芋や梨など、その時期の成り物を供えて、感謝の気持ちを表します。
関西から中国地方にかけては、里芋を供えることから「芋名月」ともいい、もともとは芋類の収穫祭、すなわち畑作儀礼だったと考えられています。
これは昔の主食が米ではなく里芋などの芋類が食べられていた頃の名残とも言われています。
