
茅の輪とは、茅草で作られた大きな輪のことです。夏越の大祓に使用され、それをくぐることにより、疫病や罪穢が祓われるといわれています。茅の輪はヨモギなどでつくられます。
ヨモギには強い香りがあり、この香りが邪気や悪霊を払うと信じられてきました。
茅の輪神事の茅の輪を支える竹や、大量のよもぎなどの植物を早朝より担当の氏子の方々にお集まりいただき、取ってきていただきます。そして、茅の輪神事で氏子崇敬者の皆様がくぐる茅の輪を暑い中、一生懸命作ってくださるのです。年番の皆様はじめ担当の皆さま方に大変感謝申し上げます。
地元の材料で、そして氏子の方が作られる茅の輪は最強の茅の輪となります。自分たちの住む地域の土で作られる食物をいただくと力が湧いて氏神様のご加護をいただけるのと同じで、地元の植物で、そして氏子の方々に作っていただけるということは、最強の魔除け、厄除けの茅の輪となります。大変貴重であり、ありがたいことなのです。
弓削神社のために常日頃より御尽力いただいている氏子の皆様、そして崇敬者の皆様に大変感謝申し上げます。