今朝起きると大粒の雪がしんしんと降っていて驚きましたが日が昇り少し経つとやみ、少し前から晴れ間が見えてきました。
今朝は久しぶりに寒く感じました。

3月後半の春めいた時期の雪も珍しく風情があるのではないでしょうか。満開の梅の木に雪が降り積もる様子は何とも趣深く、当社二十七代宮司青嶋貞賢の雪の歌100首の「雪のもも歌」を手にとりまして、三首取り上げてみました。


1️⃣帯那路は 行きかふうまの 路たえて たむけのまつに つもるしら雪

こちらは松につもる雪の歌。馬の足跡も見えなくなり白銀の世界に松と雪の色のコントラストが目に浮かびます。
帯那路は山保に向かう路のことです。
先日御陣屋様で初午祭が執り行われました。昔はある地域では飾り立てた馬を神社に参拝させたこともあるそうです。


2️⃣庭ごとの 雪をみるまに かき棄てて やがて紙ほす 市川の里

雪をあっという間にかいて、紙を干す様子は市川の町ならではだったのかもしれませんね。
雪をかいてしまった後も真白い情景、想像するだけでとても清々しい気持ちになります。


3️⃣暮れぬまに 谷のしみづを 汲みあげて よるの雪まつ 山かげの里

日が暮れる前に水を汲み上げてしまい仕事を終えて夜は雪を待つだけ、、という感じでしょうか。今朝の雪も夜と言いますか明け方の雪でしたね。昔の人たちは早く仕事を終えて規則正しい生活をされていたことが窺えます。


ぜひ歌を詠まれる方がいらっしゃいましたら是非こちらにアップしたいと思います。コメント欄にでもいただけましたら取り上げさせていただきますので、宜しくお願いいたします。


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