新嘗祭は、天皇が国家と国民の安寧と繁栄のため、神に祈願することを目的とした宮中祭祀のひとつです。新たに収穫した五穀を天と地の神々に供え、天皇自らも新穀を食べることにより、その年の収穫に感謝します。明日23日は全国の神社で新嘗祭が行われ、当社においても明日10時より執り行います。
秋には収穫を祝うお祭りが色々と各地にもありますが、日本の収穫祭の起源は新嘗祭です。
神嘗祭は天照大御神にお米を始めとする五穀をお供えし感謝する神宮の10月のお祭りです。
新嘗祭の由来は、天孫降臨といわれる神話の時代までさかのぼります。
日本書紀に天照大御神が斎庭の稲穂を天孫瓊瓊杵尊に授けられたことが記され、そこに日本の始まりが位置づけられることは大きな意味を持ちます。
春に豊作を祈り、秋の収穫に感謝する稲作を中心とした営みを、日本人は2000年以上繰り返して来ました。天皇陛下から国民に至るまで神を祀ることは日本の大切な文化です。
当社におきましても、収穫に感謝し、市川三郷の地が安寧であります様、皆様方が平安であります様お祈りいたします。