蚕起食桑

かいこおきてくわをはむ

日本では、1年を24の季節に等分した「二十四節気」、その二十四をさらに3つづつ細かく分けたものを「七十二候」と言う季節の表し方があります。

前回述べました小満は二十四節気ですが、掲題の、蚕起食桑は七十二候で、5月20日頃〜25日のようです。

たまごから孵化した蚕の幼虫が、盛んに桑の葉を食べ始める頃と言われるそうです。蚕は、ひと月ほど後には白い糸を体の周りに吐き出しながら繭をつむぎ、私たちは、その繭から美しい絹糸をいただくわけです。絹は、今も昔も、衣類などの大切な素材ですよね。

確かに今我が家の桑の葉も青々としています。桑の実のジャムも美味しいですよね。

お蚕さんは実でなく、新鮮な葉っぱが大好き。昔盛んだった養蚕農家の方々は新鮮な葉っぱを一生懸命休みなく与えていたと思うと、お田植えの時ともも重なり多忙な時期だったのだとおもいます。

お蚕さんたちが桑の葉を食べる音を「蚕時雨(こしぐれ)」というそうです。小雨が降っているような、サーッという心地よい音のようです。今はなかなか聞けませんが、この時期小雨が降ることがあれば、こんな音かなぁと想像してみるのも良いですね!!

 

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氏子総代会IT担当

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